事前に入念な運動をしていたのか、汗が噴き出すのが早いw
今日は奥居合の立業をメインに練習しています。
やはり全ての事において共通なのですが、自分はどうにも「急いで」しまう。
腰を捻って抜刀するような動作の時、急ぐので身体各所の連動が疎かになっているとの事。
急いで速くやろうとするのではなく、全体の流れに沿って無駄を無くせば自然、速度も出る。
・・・理屈では分かりますが、実際には中々そうもいきません。故に修行を続けるワケですが。
急ぐ事の弊害のもう一つ。「業がせせこましく見えてしまう」事。
剣の教えに「大・強・速・軽」という言葉があります。
先ずは大きく、強く型を決める。その内無駄が無くなってゆけば業は自然と速く軽く決まる。
特にこの点で注意を受けたのが「惣留」「行違」。
惣留においては、簡単に言うと前に進みながら三回、袈裟に抜打ちをする業。
抜き付けて納刀、を三回繰り返すのですが、抜き付けた時に「一瞬、動きが止まる」との事。
(正直に吐露します。注意を受けた瞬間、心の中で「えええええ~!?」と叫んでしまった;)
抜き付けた瞬間の一刀一刀の決めとか残心とか何なん!?と、その時は思ったのですが。
この業、要は襲い掛かる敵を次々に「ちぎっては投げちぎっては投げ」する業。斬ってるけどw
非常に実践的な、連続性を重視した業だ。踏み出す足で敵の死体を蹴る想定とか指南書にあるし。
行違は、右斜前の敵に柄当て、そこから後ろに回転して抜刀し斬り、また右斜前を斬る。
この柄当てから後ろに回りながら抜刀、の点です。急いでやろうとするとせせこましくなる。
自然な回転の中で、連動して抜刀する。そうすれば無駄な力みが無いのでスムーズに業が決まる。
付け加えると「壁添」の業でも同様に、連動を意識するよう注意を受けました。
回転ではなく「右足に左足を次ぐ」動きに連動して抜刀。先週の刀法「切上」の時と同様です。
後は「信夫」という業。
闇夜の畦道で敵を不意打つ業で「しのぶ」の名の通り、忍者の業にもにたようなのがあります。
刀身で地面をチョンチョンと打ち物音を立て、敵がそこに注意を向けた瞬間斬り下して勝つ業。
この地面に音を立てる際、顔が正面だという注意を受け、また心の中で(えええええ~?)とw
切っ先の方を向く、と指導を頂きましたが、正直よく分かんない。
恐らく、敵もそちらの方に向かうので、視点をそちらに定めておけ、という事なんだろうか?