†　ＳＷＯＲＤＲＡＣＫ　†

試斬と書いて試し斬りと読む。
いや、普通に音読みでシザンで全然構いません。
訓読みで「試斬（ためしぎり）」って書くとなんかカッコいい。そんだけです。

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タイトルに「はじめて」と書いた通り、本日初めて真剣でのモノ斬りをして参りました。
無双直伝英信流では型稽古のみで、太刀打ちや試斬の練習を全くやってこなかったのですが、
今年になって無外流の稽古に通い始め、そちらでは昇段の際に太刀打ちと試斬もやるとの事。
やはり刀を扱う者として、何かを斬る事も無い、というのは寂しいものがありますよね。

こういうカクカクしたデザイン、好きです。
これは何なのか。見た通りの折り畳み式ナイフです。
一目見た瞬間、この形状に惚れて速攻で購入しました。
しかし！そのナイフの特筆すべきところはそれだけじゃないんです。

英信流に関しては流石に十年以上経っているので、業は全て頭と身体に叩き込み済みです。
一方、無外流はまだ始めてから一ヶ月程度なので、数える程度の業しか習っていませんが・・・

とりあえず、無外流の型を忘れないためにも、習った形の名前を書こう。
（基本の形が３つあり、それに関しては形に含まれてないのがちょっと面白い）
あ、無外流だと「業」「型」ではなく全部「形」で表記されてる。なんなんだろ。
・胸尽し（敵の攻撃を躱しつつ刀を後ろに引いて抜刀、突きから斬り下す）
・野送り（敵の攻撃を受け流して、その反動を利用して敵の頸動脈を掠めるように斬る）
う～ん、英信流に比べて習熟度が圧倒的に足りない所為か、ボキャブラリーも貧弱。

池波正太郎？藤田まこと？いえいえ違います。
主人公の秋山小兵衛が遣う剣術の流派、無外流。
今回はそちらに焦点あてていきます。

何故に無外流の話題を持ち出したかと言うと。
この私、今月始めから、今まで修業してきた無双直伝英信流に加え、無外流居合道の稽古にも顔を出し始めたからなのです。なのです。

違う流派の型や所作を学ぶと、色々混乱するかと思いきや。これが中々に面白い。流派の切り替えも特に問題なく出来るので、全然混乱しません。
むしろ、改めて初心から学ぶので、慣れによって疎かになっていた(と思い知らされた)基礎から見直すこともでき、また、支障の無い範囲(刀を腰に差す際の帯び方等)で良い所取りもできる。

もっと他の流派も学んでみたい。
そう思いながら修練しています。

鞘の鯉口付近、つまりは左手で握る部分です。

刀身に油を塗って鞘に仕舞い、居合の抜刀、納刀の際は左手に刀身の腹や棟側に触れるので、
結果、使い込んでいると徐々に鞘の鯉口から栗形（下緒を通す部分）にかけて油による滑りが。

で、手芸用品店に足を運んで、革紐を購入。気になる部分に巻いてみました。
この加工が思いのほか上手くいって、手の内にしっくりとなじむようになりました。
しばらく使って様子を見、必要であれば接着剤を塗るなど、補修していこうと思っています。