奥居合・居業の部の指導を重点的に頂きました。
先ずは「戸詰」。
座っている自分の斜め左右の敵に対する業で、右に抜き付け左を斬り下す。
この右に抜き付ける際、真横ではなく斜め45度の抜き付けを行うところが上手くない。
下手をすると上から斬りつけてしまいがちですが、刃筋は45度だけど、右手の軌道は平行に。
その際、右手小指の締めが疎かにならないよう注意しないといけない。
あと、これは全ての業に言える事ですが、手ではなく剣尖が先に動かないと意味が無い!!!
次に「棚下」と「両詰」。
棚下の場合、縁の下等の場所から斬りつける想定なので、
右足を前に出して刀を低姿勢のまま水平に抜き、振りかぶって斬り下ろす。
この時、刀を水平に抜き取るまではスピードはそこまで重視せず、振りかぶってからは直ちに。
両詰は、刀を前方に投げる勢いで抜き、柄頭で自分のヘソ下を突く勢いで引く。そして刺突!
柄頭を引く際、ヘソ下を突くイメージで引くと、重心が思った以上に安定する事が分かりました。
そして「虎走」。
小走りに距離を詰めて斬り、また戻って斬るわけですが、往復の距離を同一に!
これは以前も言われた事なんですが、強いて言い訳を言うと。
行きは最初三歩くらいは大股で進むんだけど、帰りは全て小走りでやるんだよなぁ・・・。
† † †
追記。
正座の部「抜打」と立膝の部「真向」。この二つの違いとは何か?
先生は「抜打は前に抜く、真向は上に抜く」と仰っていますが、指南書には「同一」とある。
抜付の場合、指南書によって前に抜くか上に抜くか違いがあります。
「敵の刀を受け流すように刀を抜き取る」とある場合は上に抜き、そうでない場合は前。
要は敵が先に斬ってきた場合と、此方が先に斬りつける場合の違いなんだろうなぁ・・・。
変え業とか派生業とかでフォローしてくれよ!というのが正直な感想。
一方、真向では「抜打と同様」と記載されているだけ。スピードはこちらが速いらしいけど。
正直に思った事を暴露する。ざっけんなwww