各流派で業は違えど共通でこれは抑えとこうという共通の型、刀法。
全七本の型で、割と初期から習う型なのですが、今日は久々にこの刀法の指導でした。
と言っても、全体の動作はもう問題ないので細かな修正がメイン。これが楽ではなく、キツい。
先ずは「急ぐな、焦るな、大きく、直ちに」。
急いで刀を振ると「斬る」という気迫が無くなり、斬撃の迫力も無くなってしまう。
奥居合でもないので、むしろ動作を相手にしっかり見せつけるように、雄大に型を決めるべし。
そして「斬る」べきところは全身全霊で「斬れ」。
抜刀、納刀の際は、脚と刀を連動させるように進めるべし。
特に立ち業、四歩目で刀身を抜きながら五歩目で抜き付ける時。
五歩目の右足を決めて重心を安定させてから抜き付けるのは簡単。
その二つを連動させ、厳密には脚が先なのかも知れないけど、そのタイムラグを極限まで削る!
「踏み出してから抜刀」ではなく「踏み出して抜刀」。全身を連動し、一つの動作として行う事。
腰車は、手で振るのではなく文字通り「腰」で「車」に回す。
八相の構えから刀身を水平にし、腰を落としたら、手はもうロックする気持ちで。
あとは右足を踏み出し、手は固定したまま腰で刀身を旋回させる。手で振るよりいい音がする筈。
腰ついでに「切先返」と「雁金」の所作に際して。
刀を抜く動作や、腰を回転させ抜刀する動作は決して急がない事。窮屈に見える。
左手を添えて斬り下ろす時は敵を手前に倒す位「引き倒し切る」つもりで。
その次の突きは、手は固定する位の心で、腰を前方に進めて突く。手は勢いで少し前に出る位。
・・・・・・今日の覚書はこんなところかなぁ。