遅番勤務の後で、日付が変わってしまったので金~土の分はまとめて。
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タイトルに二つの専門用語を掲げましたが、これはどういう事か。
理論では自分よりも上手な説明をしてくれる人が沢山存在します。
刃筋とは、斬撃の際、刀身の通る軌道の事。
斬撃が一直線で、刃の入射角が垂直であれば「刃筋が立つ」状態。
上段から敵を真っ二つにする「一刀両断」と言えばイメージし易いでしょう。
勿論、斜めや横から斬る場合でもセオリーは同じ。軌道は一直線、入射角は垂直。
図示するとこんな感じ。
対して刃並とは。
実はコレ、自分もよく把握し切れてないのですが、
刃筋が垂直面の入射角であるのに対し、
水平面での入射角の事と言えば理解して頂けるでしょうか。
刃筋がタテの入射角なら
刃並はヨコの入射角。軌道は無論、一直線。
ポイントは、横一文字に抜き付けた時、その刃並は
水平線と並行では無い事。
対面や横から抜き付けを見ると、刀身は僅かに水平より下に角度がついているのです。
自分の先生はスポーツ力学的な説明はしてくれません。
しかし、全てが完璧に決まれば、それは「型」として文句無しにキレイに見える。
「あの動きには何か違和感あるな」と思われるようでは、真の刃筋や刃並とは言えない。
故に自分は一人稽古の時も、鏡の前の自分に対し刀を振るワケです。
自分自身のカタチに違和感が無く、美しく決まれば、それ即ち型が決まっているという事。
まぁ当然?今までに本当の本当に?100%完璧な型が決まった事など?一度もありませんが?ケッ!