上の画像は、DIY店で買ってきた木材を加工したものです。
アマゾンジャラという木で、名前の通り南米産。
別名「鉄樹(アイアンウッド)」とも呼ばれ、非常に丈夫。
「ロビンソン・クルーソー」に登場する先住民がこの類の木で木刀を作り、
鋭く尖らせた切断面で敵の首を刎ね飛ばす、という表記があった気がします。
† † †
最初は安価な2×4(ツーバイフォー)材で木刀を試作したのですが、
密度の無い木材は加工するとグニャリと曲がってしまうのです。
やってみて初めて気が付きました。成程!目から鱗とは正に此の事。
で、高密度な木材を探しに再度店へ。
木刀の素材として有名な赤樫や朴の木を探していたのですが見つからず。
そんな時、目に留まったのがこの木材。
「あ!鉄樹!ロビンソンクルーソーで野蛮人が使ってるアレじゃん!」
と思い立ち購入。早速加工に着手したのです。
が。
この木、重いし堅い。
つまり、すっごい加工しにくいんです!
木刀の曲面を削り出す為に、金属用のノコギリを使う始末。
表面を滑らかにする為にカンナのようなヤスリを用い、苦労して仕上げました。
労苦の甲斐あって、完成後も曲がらず堅牢なモノとして現在に至ります。
† † †
この木刀、作成するにあたり
無駄なコンセプトが二つ。
①実際の刀より
重くする。
②実際の刀より
長くする。
素振り用なので、まぁいいんです。鍛えられますから。
ただ、気軽に使うには、少々重すぎて長すぎた感があります。
定寸の居合刀は刀身が約70cm。2尺3寸と言われるヤツです。
この木刀、刀身を1mに設定。戦国時代の野太刀・大太刀のサイズです。
しかも分厚い=重いので、普通の竹刀や木刀の間隔で素振りするとどうなるか。
木刀を振った身体が、勢いで前にもっていかれます。要は刀に振られてる状態です。
オマケにその威力の所為か、手は血豆だらけになり、手首の関節もおかしくなる始末。
結果、この木刀を振る時は手袋をはめて振るようになりました。
重心に気を付けて、無理をしなければ、この木刀は相当な鍛錬道具足りえます。
以上、初カテゴリー「刀剣」のエピソードでした。
1. おおっ!!
しかも、いきなり長々と語っている!!
やはり、居合氏のブログはこうでなくては(^o^)v
全部のカテゴリーが埋まったことだし、今後も様々な話題を語ることを期待してます。